
8月は個展もありイベントが続いていたので、ようやくブログを書きながら、ああ無事に終わったんだなぁと、ホッとひと息ついています。
今年は異例の年、コロナ禍での開催となりました。4月からは緊急事態宣言が出され、予定していたイベントも中止となり、その後1カ月程は制作もままならず、私は目的を見失っていました。
何のために作っているのか?今後も創作活動を続けていけるのか?そんな不安を抱えていた時に、重松さんのライブ配信を聴きました。重松さんの演奏を聴いていたら、すっと言葉やイメージが頭の中に降りてきました。
それはクジラと花のお話。この地球上で交わりそうにないもの。
ある日海に流れつく花びら
クジラは花を見たことがない
花はクジラを知らない
でも空はふたりを繋いでいる
海が汚れるとクジラは死ぬ
クジラが死ぬと花は枯れる
なくてはならない
それぞれの存在が
星あかりのように
世界を包む
あなたも私も
クジラであり花である
私のくじら森はここからスタートしました。
重松さんも共に、大きな生命や小さな生命、植物や動物みんなが一緒に暮らす世界の響きを創造してくれました。
多くのお客さまが足を止めて、自然と椅子に腰を下ろして、重松さんの演奏を聴き入っている光景は、泉が湧くオアシスのようでした。私はこんな出会いのある空間を求めていました。


本当に残念ですが、コロナの為に来れなかったという声もありました。でも重松さんのライブ配信をご覧下さった方も多いようです。


コロナ禍で、情報があふれ、不安を煽るような報道も多く、心が萎縮してしまっている。
私は重松さんの演奏を聴いている間は、心が不安から解き放たれていました。今ここには、音楽があって、同じ空間で同じ時間を共有している人たちがいる。
2年ぶりのモンネポルトでの展示とライブでしたが、またここで再会できた方々とのお話もとても楽しく、いい時間でした。
日曜日に出店してくださったハルニレ製菓さんのお菓子もとても美味しかった!
重松さんファミリーにも大変お世話になりました。


今回は5頭のクジラが空間を泳いています。たくさんある小さなオブジェは写真では分かりづらいです。画像をクリックして拡大してご覧ください。
くじら森を見た方がいろんな風に感じてくださったらいいなぁと思います。
遠くにいる人も近くにある存在も、まだ出会ったことがない人も、私たちは何かしらの影響を受けながら生きている。私たちは同じ地球の上にいる。共に生きている。大きな流れのなかで、消えゆくもの、生まれくるものがあるとしても、すべてがなくてはならない存在であること。もっともっと想像して、相手を思いやれたならと感じます。
「なくてはならないひとつひとつの存在が
星あかりのように世界を包んでいる」
本当にすべては満天の夜空に輝く星のようなものかもしれないと思うことがあります。
イベントにお越しくださったみなさま、ライブ配信をご覧くださったみなさま、関係者の方々、重松さん、本当にありがとうございました。
創造の旅は続きます。
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