2019年01月28日

日々を編む

ずっとずっと同じ作業を繰り返し、パーツを作ります。
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マル模様を切り抜き、2000枚くらいになったところでひと休み。(写真は1000枚くらい)
まだ切ります。
そして縫いつなぎます。
この作業、なんだか編み物にも似ています。ひと目ひと目を繰り返し、セーターが仕上がるような感じです。

仕上がるものを思い描きながらの作業は、なんだか夢中になります。
どんな風に出来上がるのか、見てみたい。
どんな風に布たちが空間を泳ぐのか、見てみたい。

ずっとずっと同じような日常でも、少しずつ変わっていて、きっと何かになっている。
ちゃんと思い描いていれば、たどり着ける。
でも多分、思い描いていたものと、たどり着いたものは、少し違うんだろう。
だからこそ、どんな風に違うのかを見に行きたい。

月はいつだって空の上にあるけれど、いつも新鮮な感動がある。
感動は何気ない日常にひっそりと隠されている。
それを見つけていきたい。それを作品にしたい。

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posted by ゆきこ at 21:19| Comment(0) | 日記

2019年01月15日

ギフト

広い田んぼ道をよく散歩します。今は小さい草が田んぼに生え始めていて、その緑がきれいです。
ある日、朝霜が溶けて水滴になり、そこに日差しが当たりキラキラ輝き始め、それが一面に広がって行きました。
とても美しい光景でした。

この時期は月が山に沈みかける頃、三日月は真横になり、空が笑っているように見えます。
冬ならではです。

先日狂い咲きの美しいブルーの矢車菊を見つけました。いつも5月に咲く花。
私は5月が一番好きなので、嬉しい気持ちになりました。

どれも、嬉しい自然のギフト。

そういえば「才能」を英語ではgift(ギフト)ともいいます。
才能=神様から与えられた贈りもの
という意味で使われるのですが、
私がこのギフトという言葉がなんだか好きです。

言葉の使い方にもよるけれど、私は勝手にこんな風に解釈をしています。
そのギフトは誰にでもあって、
自然のギフトと同じように、その人がその人で在るだけで、誰かを喜ばせることができること、
それがギフト。

しかし残念なことに、まだこの言葉、誰かに使ったことはありません。
英語をしゃべる機会があるだろうか?
いや、日本語でも、誰かに贈れたらいい。

自分のギフトはなんなんだろうか?
いつまでも、いつまでも、飽きずに作り続けられること…かなぁ。
誰かに喜んでもらえたらいいなと願いながら。

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posted by ゆきこ at 21:00| Comment(0) | 日記

2019年01月10日

大切なもの

愛犬フク、14才になりました。
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この冬は初の洋服デビューです。(デビュー遅いです)
服は頭からかぶるタイプはまず無理だろうと思い、後ろボタンタイプにしたら、嫌がらず、すんなり着てくれました。やはり暖かいみたいです。
私はいつもフクにずっと話しかけています。フクはじっと話を聞いています。だいたい言葉が分かってるみたいです。

私は子どもの頃から、インコや犬を飼っていて、動物が好きでした。動物たちは対等だと思っていました。
小学校に入ったばかりで新しい友達とどう付き合えばいいのか分からなかった時期は、
「動物とはすぐ友達になれるしケンカもしないのに、人間ってなんて難しいんだろう」って思ったくらいです。

それにしても、人間以外の生きものと確かに心を通わせることができるって、とても不思議です。
やはり、世界はみんな同じ命なんでしょうね。

そしてその大切な命をいただきながら生きていたりする。
私はなんでも食べるのですが、時々思うのです。
もし私が食べられる側になったら、私を食べたあと、しくしく泣いているのではなく、笑っていて欲しいと。
命を最大に輝かせて欲しいと。

でもやはり食べられる側になるのは怖いな、とも思うし、勝手です。

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耳を澄ますと植物たちもこちらに話しかけているんじゃないかな、と思います。時々、風で揺れているのも、偶然じゃないような気さえする。

そんな風に自然を感じて生きられる、今、この場所が好きだなぁと思います。
posted by ゆきこ at 21:53| Comment(0) | 日記